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Relay009

 投稿者:『ハゲ猫博士』メール  投稿日:2010年 4月17日(土)21時48分48秒
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   普段は普通のおばちゃん。そして、その正体は、やはり普通のおばちゃん。
 だが、なぜかその取り調べ室にて自称エリート警官を相手に主導権を握りつつあった。

 「それにしてもねえ、あんたは本当に情けないね。見ているだけで、こちらまで悲しくなってくる」
 「何が言いたい?」
 「その歳で独身ってことは、あんたはホモかロリコンか変質者か、それともそのすべてかい?」
 「何じゃい、その屈折した論理は?」
 警官は、地方都市特有の考え方を知らず。

 「それ以前に、その出っ歯があってもなくても不細工なそのツラじゃあ、一生独身は確実だねえ。あんたみたいにうだつの上がらん冴えない男と一緒に暮らす女がかわいそうじゃね」
 普段から気にしていることを次から次に言われたので、警官は腹を立てた。
 「さっきから何を言おうとしておるんじゃあっ!」
 取り調べ室の中央に設置された安っぽい木製の机(なぜか卑猥な落書きが彫られていた)を両手で思い切り叩いた。

 その机を挟むようにして警官と向き合って座っていたおばさんは、驚いて立ち上がった。
 「あ、あんたは、ホモでロリコンで変質者なだけではなく、善良な一般市民に暴力をふるう暴力警官かいね?」
 「だから、そのホモでロリコンで変質者ってのは、やめろ」
 「た・す・け・て~!だれか~!襲われる~!」
 おばさんは取り調べ室で大声を出して叫んだ。完全に密閉された空間ではないので、警察署全体だけでなく、大通りにもその叫び声は届いた。「警察署から女性の悲鳴が上がった」などと言う噂が広まれば、警官のキャリアどころではなくなりそうであった。
 地方都市では、とにかく悪い噂は驚異的な速度で伝わるもの。若い警官はその恐ろしさをすでに知っていた。

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