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先週の土曜日、マスターと一緒に「本と街の案内所」(http://go-jimbou.info/annaijo/
)で、ボランティアデビューをしました。何回か下見してきた知識と、パソコンの検
索ツールを使って本や街の案内するのは私的には楽しい経験でした。案内した書店で、
探していた本が見つかった、とお礼に来られたお客さんがあって、疲れが吹っ飛びま
した。月1程度、自然体で続けていこうと思います。
以上、今週もグレローニュースは、USO800Khzでお送りしました。
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下の絵をご覧ください。どうです?素敵な絵でしょう?何かを訴えかけるような悲し
い眼差しと高貴な顔立ちが観るものを引き付けて止みません。(愛妻には内緒ですが、
私が一番好きな美人画)
彼女の名は、「ベアトリーチェ・チェンチ」。16世紀のイタリア貴族の娘です。
以前にも紹介した「怖い絵」シリーズの第3弾(中野京子 朝日出版社)が最近出た
のですが、その中で、この肖像画(伝レーニ作)が取り上げられています。
この絵の背景にある怖い話とは、、、、、、、、
伝えられるところでは、彼女の父フランチェスカは、暴力的かつ不道徳な男で、妻と
息子たちを虐待したばかりでなく、チェンチにも性的虐待を繰り返していたという。
連日の如く繰り返される虐待に耐えかねた家族は、当局に訴えるのだが、相手にされ
ず、遂に父親殺しを計画します。
麻薬を盛ったが殺すに至らず、バルコニーから突き落とされて、父親は死ぬ。
警察の厳しい追及、拷問により、チェンチを含めた家族が犯人とされ、死刑が宣告さ
れます。
事情を知ったローマの人々は、裁判所の決定に抗議、助命を嘆願するのですが、時の
ローマ教皇クレメンス8世は全く耳を貸さず、刑は執行されます。斬首という酷い刑
にチェンチは従容として従います。そして、この絵は、処刑の前日の彼女を描いたも
のだとされています。
以上が概ね定説とされている事件の経過です。
当時でも大事件であったはずですが、その事件が今でも伝えられ、定説として定着す
る上で大きな影響を与えたのが、かのスタンダールが発表した「チェンチ一族」とい
う作品。
彼がイタリアを旅行した際、肖像画に触発され、また、チェンチの処刑のわずか3日
後に書かれたとされる市民の日記(彼自身が発見したとされていますが、信憑性につ
いては、議論があります)が小説家魂を大いに刺激したらしい。
なお、父親の実像についても、種々議論があり、まして、真犯人を巡っては、依然と
して謎が残されています。事件により最大の利益を得たものが犯人だとすれば、チェ
ンチ家の滅亡により財産を懐に入れることとなった教皇の関与を疑う声は今でも強い
のです
3匹目のどじょう本ですが、ボッチチェリの「ビーナスの誕生」なども取り上げられ
ていて、なかなか楽しませ(怖がらせ)てくれます。
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