ノンベーグラフ亭

ノンベーのためのグラフ亭(ティ)(=落書帖)、憩いの広場にようこそ。皆で楽しい場を作りましょう

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続(ぞく)っ、怖い絵  投稿者:作家モト  投稿日:2008年 8月16日(土)09時35分18秒
  マスターのお盆休みは、プチリニューアルに結構本気で取り組んで、「疲れたっ!」
おまけにパソコンのモニターが壊れて買い替えにいく仕事までが出て、散々の由。
私は、フェルメール展、対決ー日本の美術など一挙に3つやっつけて、まずまずの充実ぶ
り。皆さんはいかがでしたか?

以上、今週もグレローニュースは、USO800Khzでお送りしました。

以前、「怖い絵」(中野京子 朝日出版社)の中から、ティントレットの「受胎告知」を
ご紹介しました。まだまだ、「怖い絵」がありましたので、第二弾をお送りします。

さっそくですが、順番として、まずは、小さくて恐縮ですが、左の絵をご覧下さい。
「教皇インノケンティウス十世の像」で、作者はベラスケス。描かれたのは1650年。
英語名Innocentとは裏腹に、いかにも狡猾そうで、猜疑心に富んだ鋭い目つきが見るもの
をすくませてしまうほどの迫力があります。幾多の権謀術数で権力闘争を勝ち抜き、頂点
を極めた人物の内面、性格までをも照らし出しているベラスケスの代表作です。

描かれた教皇自身は、この絵に対し、「真を穿(うが)ちすぎている」と評したとも、
所定の報酬のほかに、金品などを、ベラスケスに与えたともと伝えられていますが、真偽
のほどは不明です。

この絵もそこそこ「怖い」ですが、それ以上に「怖い」のが、右の絵。
300年ほど後の1953年に、フランシス・ベーコン(同姓同名の哲学者は遠い先祖に
当る)によって描かれた「ベラスケス<インノケンティウス十世像>による習作」です。

何かを叫ぶかのように大きく開かれた口と、まるで幽鬼のごとき表情にまずは目を奪われ
ます。高位聖職者を表す赤の法衣は、「改悛」「贖罪」の象徴である紫に置き換えられて
います。
そして、なにより怖さを際立たせているのが、画面全体に力強く引かれた縦の線。
現世と冥界を隔てるスクリーンのようでもあり、怖さを引き立たせるこんな表現手段があ
ったのか、と驚きます。

ベーコンは、ある種の権威に対し、憎悪に近い感情を抱いていたようで、同様のモチーフ
の絵を他にも残しているとのこと。
う〜ん、「そこまでやる?」
クリックで拡大
 

イッセー尾形を「読む」楽しみ  投稿者:作家モト  投稿日:2008年 8月 9日(土)09時16分24秒
  M井さんが、秋ちゃんへの誕生日プレゼントを、持参して登場。「えっ、作家モトさん
は、彼女の誕生日知らないの?」「歳なら知ってるけど、、、、(こらこら)」
私と入れ替わりで、来店した秋ちゃんに自ら手渡し出来たそうで、う〜む、M井さん、
ポイント稼ぐなあ。私も、翌日、慌ててプレゼントを託しましたが、わ〜ん、出遅れ
たぁ〜(その分、アイディアで勝負。お楽しみにねっ!)

以上、今週もグレローニュースは、USO800Khzでお送りしました。

以前、「狐の書評」シリーズを紹介しましたが、最近、「もっと、狐の書評」(山村修
 ちくま文庫)が出ました。1990年前後の古い書評が中心ですが、コンパクトで
的確な書評につられて、図書館、古書店を巡りながら、いろいろ手を出しています。

ゆくゆくこの掲示板でも取り上げるつもりですが、今回は、その中から、「イッセー尾
形の都市生活カタログPart2」(1992年 早川書房)を紹介します。一人コン
トの大御所として押しも押されもせぬ存在であるイッセーのコントを本にしたもので
す。活字とはいえ面白さは十分伝わってきます。

「引越し」、「福岡支社長」、「不倫」などタイトルだけでそそられるものが多く、いず
れも抱腹絶倒保証つき。

その中からほんの一部をご紹介。まずは、<コンピュータ再就職>
ミシンの路上販売から、コンピュータ業界に転職した男(これだけでも、笑える設定
だが、、)が主人公。
スキルはゼロのくせに、ずうずうしさと慣れ慣れしさだけは一流の男の転職初日。
忙しくパソコンに向かっている社員に声をかけてまわっている。

あなたすごいですねぇ、キーボード二つ叩いてしまうの?スティービー・ワンダーみ
たいだねえ。どうもすごいね、あなたは。生まれたときからやってる?そんなことは
ないか。
僕はダメ。指が動かないの。高校のときにバレーボールで指10本全部突き指したか
ら。もう指がこんなんなっちゃって。

(いきなりのスティービー・ワンダーに、笑いが止まらない。)

続いて、<結婚相談所>
42歳、N響のコントラバス奏者(こちらも、いかにも、曰くありげな設定だ)が相
談所を訪れる。

母親がどうしたの?親離れしてない?なにを言うの、あなた。はははは。僕は42歳
ですよお。
だってね、あなた、僕はね、母親とね、ケンカしたことだってあるんだから。

(言い訳のなかに、しっかりマザコンのしるしが出ている可笑しさ。)

本だけでなく、ビデオ、DVDもたくさん出ています。図書館などを利用して、スト
レス解消にお役立てください。

下の写真は、「鉄腕アトム」。なりきりオヤジの悲哀(?)が胸に迫ってきます。
 

カタオモシロイ本ーPart2 with お得情報  投稿者:作家モト  投稿日:2008年 8月 2日(土)09時31分2秒
  美術展を見るのは楽しいけれど、それなりの企画展ともなれば、入場料1500円が相場
。二人で3000円はイタイ。そこで、新聞社主催の招待券をいかに入手するか、を巡っ
てトークが展開しました。

「手当たり次第に、新聞販売店に頼むのは下の下。これは、というのに絞るのが基本ね。
いつも頼んでいれば、販売店だって、またか、ってことになるからね。その上でワザを繰
り出すんですよ。」「で、そのワザって?」
「電話の場合だと、奥さんとかの女性から(店主は男が多いからね)、店主(これもポイ
ントね。日頃からのお付き合いが大事)におねだりモード全開で頼むこと。「これからも
○○新聞をず〜っと取りますから」ってトークがやはり効きますねぇ。」
「なるほど、でもFAX申込みで抽選ってのもありますよね」

「運任せで、漫然と送ってもダメなんです。どうしても欲しいチケットの場合は、ハナマ
ルを描いて、「是非お願いします」など熱いメッセージを付加するくらいは基本ね。
(ハートマークは、スケベ店主の邪心を刺激する懼れがあるのでお奨めできない。)
展覧会の目玉の作品のイラストを描いて、「この絵が見たいんです」とのメッセージを付
けて、見事ゲットしたこともあります。抽選といっても、警察官立会いで、厳正にやるわ
けではありませんから(たぶん)。何より目立つこと、思いを伝えることが肝要です。」
「なるほど〜。何事によらず、頭を使えってことですね。グレロー雀さん、今日は勉強に
なりましたっ。」

グレロー雀って、何者でしょう?まっ、それはともかく、今週のグレローニュースは、
USO800Khzで、お得情報を満載してお送りしました。


(さて、前週に続き、「甘粕正彦 乱心の曠野」のご紹介です。)
恩赦により、10年の刑期を2年半で出所した甘粕を待っていたのは、世間の厳しく好奇
に満ちた目と、一方で腫れ物に触るがごとき軍の対応でした。

軍の計らいによると思われるフランス滞在を経て、約2年ほど、満州を舞台に謀略活動に
従事します。豊かな人脈、冷静沈着で大胆な行動力を発揮していたようですが、事の性格
上、謎の部分が多いのも事実。

表舞台に登場するのは、満州映画教会(満映)の理事長に就任してからです。
着任後、すぐに手を付けたのが、無能な社員の首切りと、待遇改善でした。日本人には厚
く、現地人には薄い待遇を、能力に応じて、公平かつ抜本的に見直します。
また、それまで映画といえば、戦意高揚の勇ましいもの、軍神ものばかりでしたが、「こ
んな時こそ、娯楽映画を提供すべきだ」との考えに基づき、製作方針の転換も実行します
。そして敗戦時、青酸カリ自殺という形で一生を終えます。

冷酷な国家主義者という顔だけではない、経営センス、合理的精神に富んだ極めて優秀な
実務者の顔も持ち合わせていた一筋縄ではいかない人物です。
そんな人物と佐野との格闘の跡を是非この本で辿ってみてください。


堅い本の紹介が続きましたので、来週からは、「柔らかい」本もご紹介する予定です。
ミニコーナーも充実していきますのでお楽しみに。
 

カタオモシロイ本ーPart1withミニコーナー  投稿者:作家モト  投稿日:2008年 7月26日(土)09時08分42秒
  暑い日が続きます。
グレロー雀が、さる人から聞いた噂話。その人の職場には、超ワガママにして、超
暑がり、超冷房好きの王子がいて、オフィスの設定温度を巡って、会社と壮絶なバト
ルを繰り広げているそうな。会社の指定24度に対して、その王子はなんと「14度」
に設定して、周りからは大顰蹙。結局、設定を一切いじるな、との会社からの厳命が出
て、王子は敗北。小型の扇風機に顔をくっ付けんばかりにして、それでも「ふ〜
っ、暑い、暑い」を連発する毎日だとか。さる人曰く、「馬っ鹿みたい」
そこまでの異常性格、異常体質でなかったことを喜びつつ、なんとかこの夏を乗り切
りたいものです。
以上、今週のグレローニュースは、USO800Khzにて、やや長めでお送りしました。

「甘粕正彦 乱心の曠野」(佐野眞一 新潮社)を一気に読み終わりました。
佐野は、現代を代表する優れたノンフィクション作家であり、私も大好きな作家の一
人です。内容的には堅いものの、面白い(カタオモシロイ)本ですので、早速ご紹介
します。

甘粕といえば、なんといっても「大杉栄虐殺事件」です。「主義者」である大杉栄とそ
の愛人の伊藤野枝、そして7歳の甥までをも甘粕自身が、拷問の末、虐殺したと「さ
れる」事件ですが、本書でも、前半は、この事件が中心になります。

甘粕が全ての実行犯として訴追された第2回の軍法会議では、3人の警官が、甥の殺
害を実行した旨の証言が飛び出すという劇的な展開になりながら、この3人はなぜか
無罪となります。結局、甘粕が3人の殺害を実行したと認定されます。
最近発見された死体検案書の所見と、軍法会議で甘粕が証言した殺害方法の大きな食
い違いが明らかになるなど、甘粕が当時の軍、警察の上層部に責任が及ぶのを避ける
ため罪を一人で被った可能性が高い、との考証過程は、迫力と説得力があります。

陸軍士官学校では、優秀な成績でありながら、落馬事故で足を痛め、軍としては、傍
流となる憲兵の道を選ばざるを得なかった無念。そして、7歳の子供まで殺害した責
めを担う痛憤―それらが、甘粕の後半生に大きな影を落とすことになります。
(来週に続きます)

<ミニコーナー>
大手町のサンケイ会館前の広場にある奇っ怪なオブジェです。
形といい、色といい、どこがいいのか全く理解できません。この時期は、特に暑苦し
く感じます。街並み、景観ということに無関心な日本人の感性、心性の象徴のような
気がします。
 

もひとつコワオモシロイ本withアート情報  投稿者:作家モト  投稿日:2008年 7月19日(土)10時02分32秒
  水上エコツアーは、新たな発見に満ちた楽しいものになりました。一部の参加者による二
次会も大いに盛り上がりました。共通の話題があって、会話のキャッチボールが普通にで
きれば、いくらでも楽しい時間が過ごせる見本のような会でした。マスターをはじめ、参
加者の皆さんお疲れ様でした。
以上、今週もグレローニュースは、USO800Khzでお送りしました。

さて、本題です。
「ヒトの悪口を言ってはいけません。全部自分に帰ってくるんですよ」と教えられて育っ
たオジさん世代には、悪口というものが、どうもいまひとつ分からないところがあります
。仕事で生き抜くために、上司、部下、同僚、取引先の性格、能力などを「正しく評価」
することは、必要な知恵として、身につけてきたものの、「悪口」との違いとなると、?
??
以前にも名前を紹介した酒井順子さんのエッセイに「たのしい・わるくち」(文春文庫)
というのがあります。
(あくまでこの本によると)女性の悪口は、自慢、カマトト、慇懃無礼を裏に秘めながら
、「○○さんて、すごくいい人なのよ」とか、「田舎がある人っていいなぁ」などと表現
的にヒネリの入ったものが多いそう。う〜ん、悪口って、高度な技術を必要とするだけ、
決まった時には、蜜の味がするのかも。「怖い絵」同様、これも、コワオモシロイ一冊。

さて、アート情報です。
まずは、「フェルメール展」(8月2日〜12月14日 東京都美術館)
なにしろ、世界で30数点しかないフェルメールの作品が、7点も来るのですから、空前
絶後。行列必至なので、前売り(今なら間に合う)を買って、秋頃の平日がお奨め。
左は、「ワイングラスを持つ女」
詳しくは、http://www.tobikan.jp/museum/vermeer.html

そして、「対決―巨匠たちの日本美術」展(〜8月17日 東京国立博物館)
雪舟対雪村、歌麿対写楽など12組24人の日本人画家の対決で見せようという意欲的な
企画。こちらも行列必至かも。暑さ対策をして、お出かけください。
右は、雪舟の「慧可断臂図」
詳しくは、http://www.asahi.com/kokka/
クリックで拡大
 

なつかしい芸人たちwithミニコーナー(愛妻ネタ付き)  投稿者:作家モト  投稿日:2008年 7月12日(土)07時36分30秒
  いよいよ今日は水上エコツアーです。しっかりエコのお勉強をして、その後は、しっ
かりサケの勉強をすることになりそうです。模様は、次回のグレローニュースでもお
伝えすることになると思います。それでは、行ってきます。
以上、今週のグレローニュースは、USO800Khzで、うきうきとお送りしました。

さて、阿佐田哲也といえば、麻雀小説ですが、本名の色川武大でも様々な小説やエッ
セイを数多く残しています。
戦前の小学生の頃から、ランドセルを背中に、浅草の映画館や演芸場に連日入り浸っ
ていたというのですから、今なら、とんでもないガキ、ということになりますが、抜
群の記憶力で、芸人たちについての優れたエッセイをものしています。

「なつかしい芸人たち」(新潮文庫)が久々に改刷、出版されました。
章のタイトルになっている芸人だけで、約40人。芸人の話が好きな私でも、さすが
に戦前はもちろん、戦後でもマイナーな芸人では知らない名前が結構出てくる。

この種の本は、とかく、オタクっぽくなり勝ちだが、著者の当時の生活と重ねあわせ
て、知らない芸人の姿、形、芸風まで彷彿とさせ、ぐいぐい読ませる筆力はさすが。

とにかく、色川の眼はあらゆるところに及ぶ。戦前、馬鹿殿様役が似合う役者として
そこそこ活躍した「小笠原章二郎」(皆さんご存知ないですよね、もちろん私も)の
戦後について、「小津安二郎の「東京物語」でも、東京駅の待合室の中の客として、後
景に居る」と書いてあったりして、驚く。

楽しいエピソードも、ちりばめられている。
高谷朗(たかや・ほがら)という戦前の喜劇役者がいた。譜面など読めないのだが、
劇場の立ち稽古で、ドラマーのところへ行って、譜面をのぞきこみ、「いいなぁ、この
曲、メロディーがいいよーーーー」(ドラムの譜面にメロディーなどない)

その劇場の支配人も似たり、よったりで、ドラマーを指して、「あの楽士はいい。ちっ
とも休まない。ラッパはなんだ。ときどき吹いてないじゃないかーーー」

ちょっとマニアックだけど、楽しい本です。


<ミニコーナー>
我が家の玄関の花活け。もとは、中華料理店の店先に転がしてあった酒甕を「愛妻」
がタダでもらい受けて、自分でペイントしたもの。季節の花をドカッと豪快に挿せる
のが気に入っています。(私は、出来上がりを評価する(させられる?)だけ。写真は、
今年のお正月のときのものなので、ちょっと派手めで評価はまずまず。)
 

絵が拡大します  投稿者:作家モト  投稿日:2008年 7月 6日(日)16時08分0秒
  下の怖い絵をクリックすると、拡大します。(もう一度クリックすると戻ります)
詳しく絵をご覧なりたい方はお試しください。

それ以前の画像には、そのような機能はありませんので、これが、最近この掲示板に
新たに加わった機能かどうかは分かりません。

この絵だけが、大きくなるのだとしたら、なんだか怖〜い、ですねぇ。
 

怖〜い絵は好きですか  投稿者:作家モト  投稿日:2008年 7月 5日(土)09時54分17秒
  今週は久しぶりに秋ちゃんとご一緒しました。
「ねぇ、最近の掲示板、絵が多くっていいよね」
「マスターからのアドバイスもあって、読みやすく、親しみをもってもらえるように、努力して
るんです。今週も期待して下さいねっ」
「へぇ〜、作家モトさんて、えらいのねぇ〜」
以上、今週のグレローニュースは、USO800Khzで、でれ〜っとお送りしました。

長年本に親しんでいると、店頭に並んでいるのを見ただけで、「これは面白い」と確信できる本
があります。一種の勘が働く、というやつでしょうか。

最近では「怖い絵」(中野京子 朝日出版社)がそれ。ぱらぱらと見ただけで即購入して読みだ
したら止まらない。ゴヤの「我が子を喰らうサトゥルヌス」(左図)のように絵そのものが、お
どろおどろしいものも、紹介されていますが、その絵の歴史的背景、状況といったものが「怖い
」絵の方が興味を引かれる。

「受胎告知」というのは、古来山ほど書かれて来たテーマ。だが、考えてみれば、結婚を控えた
若い女性の前に、突然天使が現れて、身に覚えもないのに、「神の子をみごもった」と告げられ
る。「これを最悪の事態と言わずして何と言おう」(同書から)

ティントレットの「受胎告知」は、そんな状況をそのまま絵にしたような作品。(右図)
画面中央の大天使ガブリエルは、まるで猛スピードで駆けつけて、マリアの前で急ブレーキをか
けたような趣。マリアの上半身はのけぞって、顔には恐怖の表情さえ浮かぶ。まあ、これが普通
の反応ですわな。

左上には、かわいいはずの天使がワンサカワンサカ押しかけて、これも「怖い」。
流行りの表現を借りて、コワオモシロイ作品といったら罰があたるかな。

続編の「怖い絵 2」をすぐネット注文しました。
クリックで拡大
 

習字と書の間  投稿者:作家モト  投稿日:2008年 6月28日(土)09時17分30秒
  なぜかお店では、「お題」を決めてトークするのが、流行っています。
季節がら、「梅雨(つゆ)」のお題が出たときは、「あじさい」からの連想が思わぬ
話題に発展し、盛り上がりました。(詳しくはマスターへお問合せください)
以上、今週もグレローニュースは、USO800Khzでお送りしました。

さて、本題です。
まずは、下の画像をご覧下さい。いろんな漢字が、いろんな書体で楽しそうに並んで
いますよね。
「一日一書」(石川九楊 二玄社)という本の表紙カバーの一部です。

1年365日に因む漢字一文字を、古今東西の名筆家、歴史上の人物の書、無名の碑
文などから、そのまま図版として取り込み、短いコラムを添えたものです。
京都新聞に、01年から03年にわたり連載されたもので、1年分ずつ出版されてい
ます。(私が持っているのは03年版です)
書家にして、学者である著者の遊び心が横溢した一冊で、格調高いコラムも読ませま
す。

さっそく、ごく一部を紹介しましょう。

1月7日   胃   七草粥の日、疲れた「胃」を休めるために
5月21日  翔   翼の日に因んで、書は空海。さすがです。
6月19日  斜   太宰治の桜桃忌で「斜陽」、書は伝嵯峨天皇
6月28日  商   貿易の日(日米通商条約調印)
9月10日  酊   十五夜の前日、皆さんにもお馴染みの字ですね
9月17日  冠   この日、阪神が優勝決定、こんな時事ネタも、書は欧陽詢
10月2日  頂   登山の日、山好きの皆さんのために

いかがですか。
小学校の習字の時間、私の作品(?)が教室に張り出されたのは、後にも先にも最初
の授業のときに書いた数字の「一」のみ。
形から入るのは仕方がないとしても、もっと自由に、書いていいんだ、と教えられて
いれば、そして、こんな楽しい本に、当時出会っていれば、、、、、
グラフィックとしての漢字、「書」の世界をもう少し楽しめたかなぁ、などと思いま
す。

「書」と「コラム」、一粒で二度おいしい本です。
 

写真付きミニコーナー始めます  投稿者:作家モト  投稿日:2008年 6月25日(水)22時43分15秒
  本の話は、内容が堅くなりがち(いろいろ努力はしてるんですが、、、)、文字情報なの
で読むのが面倒、などの声を耳にします。

そこで、ちょっとした情報、面白ネタ、身近ネタなどを、写真付きで、お気楽に紹介して
いこうと思います。気が向いた時など、読書コーナーに付け足してアップしていくつもり
ですのでお楽しみに。皆さんの投稿も大歓迎です。
(今回は、初回につき、単発でのアップです。写真も今回は「ありもの」ですが、自分で
撮った写真もおいおい入れていく予定です。)


さっそく、ドイツのパン「プレッツェル」のご紹介です。スナックタイプもありますが、
パンが定番。お店の看板の右がそれ。大きさは20cmほど。岩塩の塩っぱさと表面の
香ばしい焦げ目が絶品で、とにかくビールに合うのです。
Linde(http://www.lindtraud.com)のものが本場そのままとの定評。 是非、お試
しを。(写真は吉祥寺サンロードにある本店(HPから転載))
 

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