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六月宗議会

 投稿者:千代川宗圓  投稿日:2009年 6月29日(月)18時36分21秒
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   先週(6月22日〜25日)、開催された宗議会が大荒れに荒れた。
 その原因は、内局が上程した補正予算案だった。

 この補正予算案とは、「補正予算案附帯第一号『道元禅師荼毘塔近傍建物取得費支出の件』」。
 京都に、道元禅師が荼毘に付されたと伝えられる「道元禅師荼毘塔」(京都市東山区鷲尾町)がある。その周辺の土地と建物を2億2000万円で買い取り、荼毘塔の維持管理や宗門の情報発信をしようというのが提案理由だった。
 この案が、予算委員会で否決されたのだ。前代未聞のことである。

 問題の「荼毘塔」の価値評価については、さまざまな意見があるだろう。私見をお許しいただけば、この場所で本当に道元禅師が荼毘に付されたのか疑問に思っている。
 さらに、この「物件」をめぐっては、多くの関係者が介在し、先日来、掲示板でも問題になっている京都のS寺こと「宗仙寺」の問題も絡んでいる。
 以前、この土地を浄土宗にある人物が斡旋したというが、浄土宗は乗らなかった。

 もし、歴史的意義がある史跡であれば、ご本山・永平寺が取得すればいいではないかと思う方もいるだろう。ところが、私の知る限り、永平寺はその意志がなかったようだ。
 それをなぜ、包括宗教法人「曹洞宗」が取得しようとしたのか?

 一説によると、前述した京都の名刹「宗仙寺」の問題が絡んでいる。さらに言えば、内局の一人が、この利害関係者だという。

 この種の提案は、一般には、総合特別審議会や企画委員会、予算委員会などで審議されたうえで上程される。
 ところが、今回の補正予算案は、総特審と企画委員会では了承されたが、議会中の予算委員会で否決された。それなのに、内局は、否決された補正予算案を上程する暴挙に及んだ。
 それに対して、總和会の鬼生田グループと有道会の若手・神野グループは手を組み、情報を共有して協議し、多数派工作を行って、議会の場で「胡散臭い補正予算」を堂々と潰したのだ。

 それにしても、内局は、予算委員会で否決された案件を、本会議に持ち込んで採決しようとしたのはなぜなのか。予算委員会の意向を無視した議会ルールの違反ではないのか。あるいは、本会議で可決できる目論見があったのか?

 これまでの宗議会なら、「天の声」のひとことで予算案は決しただろう。
「天の声」なきあと、改革を目指す宗議達が、会派を越えて、「自浄作用」を発揮できるようになったと評価したい。
 私は、宗門が確実に改革に向けてギアが入ったのを確信した。

 宗議会最終日(25日)は、深夜零時まで議場は混乱を極めた。
 私のところにも、深夜、複数の改革派宗議から結果が届いている。
 私は彼らに対し、「おめでとう」「ご苦労さまです」という言葉を返した。

 全国の皆様。改革は確実に進んでいます。
 皆様も、この結果をどのようにお考えになりますか?
 ご意見を述べてください。

     合掌
     迎福寺住職
     千代川宗圓
     九拝

 写真は、「道元禅師荼毘塔」
「京都曹洞宗青年会」(http://zazenkyoto.exblog.jp)より
 
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