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祖院復興寄附の行方

 投稿者:護法白山  投稿日:2009年 6月28日(日)23時47分42秒
  通報 編集済
   先の「宗報」に総持寺祖院復興のための納入状況を掲載されていた。地震被害の惨状に心動かされた方も少なからず居ると解釈すべきなのだろう。しかし、寄附に応じる行為がむしろ総持寺と総持寺祖院の歴史に汚点となることを危惧している。というよりも、このまま進めば東京グランドホテルや多々良学園移転と同じような冗費となるだろう。

 昨年4月に祖院震災復興委員会から来た手紙には、設計監理料が総工費の約10パーセントという非常識な内容であった。その後、実際の勧募が始まった昨年10月に来た手紙には、設計監理料が明示されていなかった。「臭いものには蓋」という実に姑息な対応であった。普通、後から来る通知は前の通知よりも具体的予算書が示され、決定経過が説明されてしかるべきであろう。実にふざけた通知であった。透明性が全くない計画であり、説明責任を果たそうという気がさらさら無い復興計画である。

 しかも、収入の見込みに関しても、寺院寄附と一般寄付と宗務庁からの寄付は予定されているが、総持寺や総和会からの収入予定が全く記載されていない。

 我々一般寺院も本堂や庫裡の建築や改修を行う際に、檀信徒に協力をお願いすることがある。もっとちゃんとした予算書を明示するし、設計監理者の選任や施工業者の入札決定経過についても説明が行うようになってきている。今、檀信徒はこれらの点にかなり注意を払っており、寺院側からの説明が不十分なものであれば寄附を拒絶したり離檀したりする場合も少なくない。一般寺院は建設事業を行うに当たっては、計画の透明性を明確にし協力者への説明責任を果たすようにしている。祖院復興事業の進め方は時代の要請に逆行する進め方をしているとしか言いようもない。繰り返し言う。現在も復興事業は総持寺の歴史に汚点を残すものであり、宗門の歴史に汚点を残すものである。

 ところで、約20年前総持寺は三松閣建設で多額の寄附を集めた。約10年前、永平寺は道元禅師大遠忌で多額の寄附を集めた。昨年、永平寺は徹通義介禅師の遠忌で寄附を集めた。我が寺も幾許かの寄附をさせていただいた。いずれも寄附を集めている時はしつこいくらいパンフレットやポスターを送って来た(無駄遣いではないかと思う)が、終わった後にきちんとした報告書や決算書は送られてこない。おかしな話である。失礼な話である。集める時だけは「お願いします。」。しかも内容は不透明。その上、終わってからの報告はよこさない。

 本山とは何なのか?宗門の歴史の中での本山がどのようなものであるかはある程度理解しているつもりである。だから、寄附には応じて来た。しかし、宗門寺院をなめきっている現在の本山(もしくは本山要職者)には、今後断固として「ノー」と言うべきである。
 
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